2021/07/01 21:11

はじめまして、こんにちは、ボクトウ刺繍の平栗です。

東京都墨田区で夫婦二人だけの、小さな刺繍工場を営んでいます。
ボクトウって何?なんでぬいぐるみを作っているの?とよく聞かれるので
少し自己紹介をしてみようかなと思って、ブログを設置してみました。

私達が機械刺繍の工場を始めたのは2012年。
当時私は玩具メーカーでぬいぐるみの企画やデザインの仕事を、
夫は婦人服のデザイン等の仕事をしていました。
ぬいぐるみにも服にも機械刺繍は欠かせないものなので自然と興味を持つようになって
せっかくなら家庭用刺繍ミシンではなくて工業用刺繍機が欲しいと思うようになりました。
家庭用刺繍ミシンでも十分に美しい刺繍が出来るのですが、
工業用刺繍機はとても広い範囲(背中一面とか!)に刺繍出来たり、
パワーがあるので特殊な生地でも家庭用よりも安定して刺繍出来たりと、
出来ることの幅が広かったのでとても魅力的に思えました。
まだ二人とも20代で無鉄砲だったことや、勤めていた会社が残業が多くて辛かったこともあって
勢いで刺繍機を買って刺繍屋になったのです。
入り組んだ路地の奥の薄暗い家の4畳半の和室に大きな工業用刺繍機を無理矢理詰め込んで。
ボクトウ刺繍という屋号は、隅田川の東側の地域を指す「墨東」という言葉からとりました。

刺繍屋としての仕事では、アパレルメーカーさんの商品の刺繍や
アイドルさんの衣装の刺繍をすることが多いです。
私(平栗)は時々ぬいぐるみのパターン(型紙)やサンプル製作の仕事を頂いたり
ソフビフィギュアに着せる小さなお洋服を製作したりと、玩具関係の縫い物の仕事もしてきました。

なんだかんだで10年目になりますが、順風満帆とは言えないまでもどうにかこうにかやっています。
今の作業場は、3回の引越しを経てこんな感じのところに落ち着きました。↓

刺繍機がある1階部分。
2階はぬいぐるみの作業場です。
ボクトウ刺繍の刺繍ワッペンやぬいぐるみ等のオリジナル商品は
デザインから生産まですべてここで二人で行っています。

二人の趣味がバラバラなので商品のラインナップも統一感がないなぁと思ったりしますが
見て見ぬ振りをして楽しく続けています。

スローペースですが、ときどき新商品が出たりするので
ふと思い出したときにまた覗きに来てもらえたら嬉しいです。

それでは。

ボクトウ刺繍 平栗